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私立高校-塾代もかかる!?そもそも塾へ行く必要があるのか?

「母親のパート代が子どもの塾代だけで終了する」という話は珍しくありませんが、「私立高校は面倒見がいいから塾代がかからない」などという噂も出回っています。 実際のところはどうなのでしょうか?

ここでは中学校まで公立だった私立高校生の塾について考えていきましょう。

「指定校推薦枠がいっぱい」の罠(?)

大所帯の私立高校なら、その知名度や生徒数に比例するように私立大学「指定校推薦」の枠を多く確保していて、そこを売りにして受験生を集めています。

確かに "一般受験よりも楽に、かつ確実に大学へ進学できる" かもしれません。しかし、大学名だけは超がつくほど有名だけど、指定校推薦で進学できるのはその中でも低ランクの学部ばかりだったり、 ある程度偏差値の高い学部なら、たとえばTOEICで〇〇〇点以上など、それ相応の努力なしでは入れない条件付きで、結局のところ楽をしていい大学のいい学部に合格することなんかできないわけです。

ですから、「とりあえず大学へ行ければいい」「大学は知名度で選ぶ」「〇〇大学らな学部はどこでもいい」という生徒ならば指定校推薦を狙うのもよいでしょう。

しかし、ある程度以上のレベルを求め、向かう方向性を明確にし、将来まで見通した大学選びをする生徒は、やはり一生懸命勉強をして一般受験するのが賢明ですし、そもそも高レベルを目指すので指定校推薦枠のない大学・学部を希望する可能性が高いでしょう。 高校を選ぶときに「ここは指定校推薦がいっぱいあるから」などという安易な考えで進学してしまったり、入学後も「指定校推薦があるから…」と勉強を疎かにして遊び倒していると、いざ大学受験が近づいてから目的意識が芽生えても後の祭り…ということになりかねません。


同じ「私立」でもレベルやコースによってぜんぜん違う

「私立は面倒見がいいから塾に行かなくてもいい」という噂はけっこう耳にするところかと思いますが、実際は一概には言えないというのが正解でしょう。

一口に「私立」といっても様々。学校全体の偏差値や校風もさることながら、コースによってまるで違うカリキュラムと指導態勢になっています。マンモス校なら同じ学校内で上から下まで偏差値に20以上もの差があるという学校も少なくありません。

要は、大学受験に合格させるためのカリキュラムと指導力を備えた学校・コースなのかどうか? これによって塾の必要性がまるで違ってくるわけです。

我が子が進学した私立を例にすると…

同じ学校でも特進(特別選抜)コースとそれ以外の二つに大きく分かれている印象です。まず入学前の宿題からまるで違うし、入学説明会も特進コースの保護者だけ追加で行われます。 制服も通学バッグも同じだけど購入する教科書がまるで違う!入学すれば1日につき4時間もの授業時間差があり、土曜日や長期休暇の登校日数もまるで違う!

とにかく高校入学が決まると同時に…入学式前から大学受験へ向けた指導が始まります。

他にも挙げればキリがないほど。。もう別の学校にしちゃったほうがいいんじゃいの?(笑)と思ってしまうくらい、やっていることが違うのです。 そこの特進コースについていえば、まず塾に通う暇がありません。夜間も進学塾と同じように遅くまで勉強できるシステムが整っているからです。夏季講習や勉強合宿もカリキュラムに組み込まれており、もはや高校+予備校です。「面倒見がいい」とはこういうことなのだと実感します。

<参考記事>
私立高校の学費-実際いくらかかるの?詳しく教えます。

もちろん授業料も違うわけですが、この授業料の差と塾代を比較してみると、どうでしょう?

少なくとも我が子の通う特進(特別選抜)コースでは、普通コースの学費+塾代(夏季・冬季講習なども含む)よりも格段に安い費用で全てを賄えているうえに、塾や予備校にはできない指導もあります。それで通塾の時間的ロスや交通費なども無いわけです。

片や、”特進以外”の普通以下コースを見てみると、中学校の延長(お金がかかるバージョン)といったところ。しかし、そもそも学校全体がハイレベルな高校ならば、どのコースでも大学受験指導が充実していますから、これまた事情が違ってくるでしょう。

ですから、私立=塾代がかからない(または安く済む)ということではありません。学校・コースのカリキュラムと指導力次第、そしてお子さんが目指す進路次第なのです。


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